第3回プログラミングワークショップ報告

皆さん、こんにちは。熊谷健二ゼミ(ベアーズラボ)からの報告です。

12月2日、私たちはいずみ絆プロジェクト支援事業「Enjoy!!プログラミングプロジェクト」の第3回ワークショップを開催しました。このイベントは、小中学生を対象にプログラミングの楽しさと可能性を体験していただくことを目的としています。

今回のワークショップでは、micro:bitという小型の学習用コンピュータを用いた電子工作に挑戦しました。最初にmicro:bitの基本的なプログラミング方法と各種センサーの使い方を伝授しました。その後、いろいろな素材を使って3つの楽しいゲームと楽器作りに取り組みました。1つ目は金属の輪っかを針金に触れずにゴールまで移動させるイライラゲームの作成、2つ目は傾きを感知する加速度センサーを利用した、角度によって音階が変わるギターの製作、3つ目は当たると音で知らせてくれたり、ランダムな点数を表示してくれたりする、サーボモーターで動く射的ゲームの的を製作しました。

作品が完成すると、子ども達は自分で作ったイライラゲームで遊んだり、ギターにオリジナルのデコレーションをしたり、好きなデザインを施した的を机の上に配置し、みんなでおもちゃの銃を使って射的ゲームをして遊びました。子ども達が夢中になって取り組む様子は、私たちにとっても大変心温まる光景でした。

ワークショップの最後に行ったアンケートには「ギター作りが楽しかった」「自分で作ったもので遊ぶのが楽しかった」「またやってみたい」といった感想が寄せられ、私たちの取り組みが子ども達の創造性を刺激し、これからの学びへの興味を引き出す手助けになれたことをとても嬉しく思います。

今回で今年度のワークショップは終わりになります。ご参加いただいたすべての皆さま、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています!

(このワークショップの様子はJ:COM仙台の取材を受け、地元のニュース番組「ジモトトピックス」で紹介されました。)

 

第2回プログラミングワークショップ報告

こんにちは。熊谷健二ゼミ(ベアーズラボ)です。

11月25日(土)にいずみ絆プロジェクト支援事業「Enjoy!!プログラミングプロジェクト」の第2回ワークショップを開催しました。今回はAI(人工知能)を使ったプログラミングを行いました。内容としては、AIじゃんけん、AIレジ、おしゃべり翻訳機を作りました。

AIじゃんけんでは、グー、チョキ、パーの手をいろいろな角度や大きさで写真を撮り、そのサンプルをTeachable Machineを使用してコンピュータに学習させました。その後、Stretch3(AI機能などが利用できるScratch)を使用してじゃんけんゲームを作りました。ゲームをする際、コンピュータが手の形を中々上手く認識してくれず、大変な部分もありましたが、もう一度写真を撮り直し、沢山のサンプルを学習させることによって、AIはより正確に認識していくことを学ぶことができました。

AIレジでもTeachable Machineを使用し、角度や大きさを変えながら3種類のお菓子のパッケージ写真を数十枚撮ってコンピュータに学習させ、Stretch3でAIレジのプログラムを作成しました。バーコードを読み取らせる本物のレジと違い、商品自体を認識させるレジではありましたが、間違って認識した商品の情報を取り消したり、音声合成機能を使って合計金額を読み上げさせたりと本物のレジさながらの機能がありました。参加者のみなさんも、お菓子をレジに通しながら楽しんでいました。AIじゃんけん同様、コンピュータに学習させる写真を増やすことで、お菓子が認識されやすくなるということを学んでいただくことができました。

おしゃべり翻訳機では、今話題のChatGPTも使って音声認識・音声合成・機械翻訳・生成AIについて学びました。はじめに音声認識翻訳機を作り、文字を打たなくてもハンズフリーで自分の話した言葉を外国語に変換するようにしました。その後ChatGPTの自動で返答してくれる機能を組み込み、AIと英会話ができるようにしました。自分達で作った音声認識・音声合成機能付き翻訳機で、AIと音声で会話できるというのがとても新鮮で面白かったです。

今や何気なく使っているAI機能ですが、実際どういう仕組みで動いているのかを、子ども達に楽しみながら学んで頂けたのではないかと思います。また、このワークショップを通じて私たち自身もAIについてより詳しく知ることができました。改めてAIの進歩を感じるとともに、逆にAIにはまだ不自然な点や上手く認識できないこともあるという事がわかりました。

ご参加頂いた方々、ありがとうございました。

第1回プログラミングワークショップ報告

熊谷健二ゼミ(ベアーズラボ)では、プログラミング教育などICTを活用した教育方法について研究しています。その一環として、11月4日(土)にいずみ絆プロジェクト支援事業「Enjoy!!プログラミングプロジェクト」の第1回ワークショップを本学体育館にて小学4年生から中学生を対象に開催しました。今回はクルマ型ロボットである”codey rocky”のプログラミングとドローンの操縦体験を行いました。

codey rockyのプログラミングでは、基本的な操作から各種センサーの使い方まで幅広く教えました。プログラミング経験の少ない子どもから、個人的にプログラミングを学んでいる子どもまで、経験の差はありましたが、全員が最後まで熱心に取り組んでくれました。特にcodey rockyを使ったライントレースでは、各自が学んだことを活かして、コースアウトせずにゴールまで速く走るプログラムを作る体験をしてもらいました。最初は思うようにロボットが進まず苦戦することもありましたが、トライ&エラーを繰り返し、最終的には全員がスタートからゴールまで走り切るプログラムを完成させることができました。

また、タブレットを使ったドローンの操作では、障害物レースでタイムを競いました。子どもたちは普段体験できないドローンの操縦を楽しんでおり、大いに盛り上がりました。

今回のワークショップを通して、子どもたちから「またやってみたい」「今日来てよかった」という声を聞くことができ、私たちも大きなやりがいを感じました。

 

ゼミ紹介「メタバース授業」

熊谷健二ゼミ(ベアーズラボ)では、ICTを中心に効果的な教育方法の探究を行っています。昨年度からは拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR)といったXR技術を教育分野に活用する取り組みにも挑戦しています。

今回の3年ゼミでは、学生たちは前年度の4年生が卒業研究のために123教室を忠実に再現して作成したワールド(仮想空間)に集合し、自分たちの思い思いのアバターを通じて、リアルタイムで授業に参加しました。VRゴーグルを用いると、従来のスマホやPCやZoomでは体験できない、まるで他の参加者が目の前にいるかのような臨場感を感じることができ、学生たちは全員で同じ時間と空間を共有しコミュニケーションが可能なメタバースの世界に引き込まれていました。

ベアーズラボでは、テクノロジーがもたらす教育の可能性を最大限に引き出すために、今後もさまざまなICT技術を活用した教育方法に取り組んでいきます。

(ワールド制作:2022年度卒業生 伊藤鈴華)

 

プログラミングワークショップ報告

熊谷健二ゼミ(ベアーズラボ)では、プログラミング教育などICTを活用した教育方法について研究しています。その一環として、プログラミングの面白さや楽しさを多くの人に届けることを目的に毎年ワークショップを開催しています。今年度はいずみ絆プロジェクト支援事業に採択され、10月から12月にかけて「にこにこプログラミングプロジェクト ~デジタルの世界へ君もチャレンジ~」という小学生を対象にしたプログラミング教室を3回開催しました。

第1回(10月29日)と第3回(12月3日)は小型のマイコンボードmicro:bitとダンボールを組み合わせた電子工作(光る剣・シーソーギター・ヴァイオリン作り)を、第2回(11月5日)はクルマ型ロボットとドローンを操作するプログラミングを行いました。プログラミングはうまくいかないことの方が多く、失敗してもめげずに何度も繰り返し挑戦することが大切です。そして最後にうまくできた時には何事にも代えがたい充実感や達成感が待っています。今回のワークショップでも、子どもたちは真剣な眼差しでプログラミングに取り組み、難しいタスクも粘り強くやり遂げ、子どもたちが満面の笑みを浮かべて喜ぶ姿をたくさん見ることができました。ご参加いただいた小学生の皆様、ありがとうございました。

今回の活動を通して泉区内の小学校にプログラミング学習の場の存在を周知でき、地域内交流の足掛かりを作ることができたと思います。また、参加者に対するアンケートの回答には「楽しかった」「また参加したい」という声が多く、子どもたちがプログラミング学習に更なる興味を持ってくれたと実感しました。今後も気軽にプログラミングを学べる場を提供できるよう活動を継続していきたいと思います。

先日(1月18日)、J:COM仙台にてプロジェクトの活動成果発表動画を収録してきました。撮影スタジオにワークショップで使った機材を持ち込み、学生は実演を交えながらカメラの前で発表を行い、なんとか無事収録を終えました。4年生の皆さん、本当にお疲れさまでした。この動画は3月1日(水)〜3月6日(月)の期間に泉中央駅ビルSWINGにて開催される「泉6大学まちづくりフェスティバル」で放映される予定です。

山形大学との合同ゼミを行いました

7月19日(火)、山形大学人文社会科学部の中村文子准教授(グローバル・ガバナンス論)のゼミ生が本学を訪問し、グローバル・スタディーズ学科のセバスティアン・マスロー講師(国際関係論)のゼミ生と合同ゼミを行いました。昨年度からスタートした合同ゼミは、今回で2回目となります。今回は、グローバル経済やロシアによるウクライナ侵攻を背景とした世界の安全保障問題についてディベート方式で行い、2時間以上に渡って大変活発な議論が展開されました。
ポストコロナ時代における教育の更なる発展を目的として、グローバル・スタディーズ学科は、昨年度から国内外の大学との合同ゼミを行うことにより学生の積極的な交流を目指しています。現在は、山形大学人文社会科学部との合同ゼミを定期的に実施しており、今年11月には模擬国連を開催する予定です。また、今後も国内外の大学と連携しながら、幅広い大学間のネットワーク形成による多様な学びの機会を作っていきます。

山形大学との合同ゼミを行いました

昨年12月16日(木)、マスロー先生(国際関係論)のゼミ生が山形大学人文社会科学部を訪問し、中村文子先生(グローバル・ガヴァナンス論)のゼミ生と合同ゼミを行いました。今年度前期からスタートした合同ゼミは、今回初めて対面で実施しました。そこでは、難民問題、ジェノサイド、エチオピア紛争に関連する国内外の様々な問題について3時間以上かけて活発に議論しました。

ポストコロナ時代における教育の更なる発展を目的として、グローバル・スタディーズ学科は、今年度から国内外の大学との合同ゼミを行うことにより学生の積極的な交流を目指しています。現在は、山形大学人文社会科学部との合同ゼミを定期的に実施しており、来年度前期は本学で開催する予定です。また、今後も国内外の大学と連携しながら、幅広い大学間のネットワーク形成による多様な学びの機会を作っていきます。

 

SDGsを学ぶ

私たちのゼミでは、マスロー先生指導の下「SDGs(持続可能な開発目標)」について討論を重ねてきました。6人だけの少人数制ゼミであったこともあり、知識を深めるだけでなく、「より近い距離でのコミュニケーション」や「一人ひとりの意見の尊重」へと繋がり、とても有意義な時間になったと思います。
これを通し、私たちの多くからは「SDGsの17目標は全てが互いに関連し、持続可能な社会の実現に大きな役割を果たしていることに気づきました」といった意見が挙げられました。また、SDGsを意識したモノの見方や選択が日常生活でも増え、環境や貧困、経済等の問題解決に貢献していると実感しています。
他大学との合同ゼミでは、大学生の視点で考える国内外での課題や取り組み等について活発な討論をすることができました。様々な角度から意見が飛び交い、それについてお互いに比較し理解を高めたことは、普段とは異なる講義の雰囲気が味わうことができたため新鮮で刺激的でした。
今後も、SDGsだけでなく国際問題に関する様々な事柄について更に知識を深め、主体的に探究していきたいと思います。(3年ゼミ生より)

 

 

 

 

 

SDGs目標達成のために、世界における貧困問題や男女平等問題をどう解決すれば良いか :山形大学人文社会科学部と合同ゼミを実施しました

 

7月15日(木)、マスロー講師(国際関係論)のゼミ生が、山形大学人文社会科学部中村文子准教授(グローバル・ガヴァナンス論)のゼミ生と合同ゼミを行いました。様々なオンラインツールを活用しながら遠隔で教室を繋ぎ、SDGsに関連する国内外の様々な問題について2時間以上かけて活発な議論を行いました。山形大学の学生は、中国における食品ロス問題や中国の経済の近代化に伴う貧富の格差拡大について報告し、本学グローバル・スタディーズ学科の学生は震災後の避難生活に伴うジェンダー問題、家庭内暴力、男女間の賃金格差などの様々なジェンダー問題をクローズアップし、女性リーダーの養成の必要性を強調しました。

ポストコロナ時代における教育の更なる発展のため、グローバル・スタディーズ学科は、今年度から国内外の大学との合同ゼミを行うことにより学生の積極的な交流を目指しています。現在は、常葉大学法学部と山形大学人文社会科学部との合同ゼミを定期的に実施しています。また、今後も国内外の大学と連携しながら、SDGs達成のための様々なチャレンジャーについて活発な議論を行い、幅広い大学間のネットワーク形成による多様な学びの機会を作っていきます。

合同ゼミ

7月6日、マスロ―先生(国際関係論)のゼミ生が、常葉大学法学部法律学科の杉村豪一先生(政治学)のゼミ生と合同ゼミを行いました。ズームを使いながら、「大学とSDGsー持続可能な未来の社会を目指して、私たちは何ができるでしょうか」をテーマに、大学や学生の役割について積極的に意見を交わしました。今回のゼミでは、SDGsの認知度をさらに高めるために、若者の積極的な参加を呼びかけるために、学校や大学の教育現場、SNSなどの情報技術の積極的な使用などの工夫が必要になるということが分かりました。今後も常葉大学の学生と合同ゼミを定期的に行う予定です。