2026年3月にソウルでの2週間のインターンシップに参加した学生の報告書を掲載いたします。
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ソウルインターシップ報告書 グローバル・スタディーズ学科 3年 庄司ゆい
- 研修の概要とプロセス
今回の実習では、世邦旅行の社員の皆様と同じ執務空間で作業をさせていただくという、プロの現場を肌で感じる貴重な機会をいただきました。 メイン課題である「ソウルツアーの企画立案」を通し、初日の立案、2日目のフィードバック、それを受けたプランの全面的な見直し、そして最終日のプレゼンテーションという一連の流れを経験しました。
- 課題への直面と「旅行業」の本質的な学び
実習開始当初、私は旅行業におけるツアー造成の仕組みを十分に理解できておらず、何を重要視すべきか不明瞭なまま、主観に頼った独りよがりな企画を作成してしまいました。しかし、社員の方々からいただいた具体的なフィードバックや、実際にプロが手がけたツアーに同行させていただいた経験が、私の視点を大きく変える転換点となりました。
特に、同行した「国立中央博物館」では、展示内容が単なる歴史の紹介に留まらず、現代社会の構造や課題に密接に繋がっていることに深い感銘を受けました。歴史や異文化を通して社会を捉えるという視点は、大学での「共生社会」の学びとも強くリンクしており、ツアーが持つ「教育的・社会的価値」を改めて再認識することができました。
- コンセプトの刷新:独自の価値と社会的な視点
この気づきをもとに、私は当初の案をすべて破棄し、ターゲットを「仙台白百合女子大学 共生社会コースの学生5名」と明確に再設定してツアーを再構築しました。
- 企画の核心: 大学での学びを現地で深められるよう、国立中央博物館をベースに据えつつ、メインスポットとして「戦争と女性の人権博物館」を組み込みました。
- 選定理由: 女子大という環境において人権問題は身近なテーマですが、あえて韓国側の視点で設立された博物館を訪れることで、より多角的、かつ当事者意識を持って問題を捉えるきっかけになると考えたからです。
最終プレゼンテーションでは、社員の方々から「この場所は初めて知った、今度ぜひ自分でも行ってみたい」という言葉をいただきました。プロの方々に新しい発見を提供できたことは大きな自信になると同時に、作り手が情熱を持って価値を再発見することこそが、ツアーに真の意義を宿すのだと実感いたしました。
- 自己課題の発見と今後の展望
今回の実習では、自身の強みを発見できた一方で、明確な弱点にも気づくことができました。特に「時間配分」の管理は、ツアー作成において最も苦労した点であり、これは日常生活における自身の行動特性にも共通する課題であると痛感しました。企画を形にする上では、理想を追うだけでなく「現実的であること」の厳しさ、そして細部まで目を配る「洞察力」が不可欠であることを身に染みて理解しました。
今回のインターンシップで得た「客観的な視点」と「自分自身の課題」を、今後の大学生活や将来のキャリア形成における現実的な指針として活かしていきたいと考えています。

