第2回プログラミングワークショップ報告

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こんにちは。熊谷健二ゼミ(ベアーズラボ)です。

11月25日(土)にいずみ絆プロジェクト支援事業「Enjoy!!プログラミングプロジェクト」の第2回ワークショップを開催しました。今回はAI(人工知能)を使ったプログラミングを行いました。内容としては、AIじゃんけん、AIレジ、おしゃべり翻訳機を作りました。

AIじゃんけんでは、グー、チョキ、パーの手をいろいろな角度や大きさで写真を撮り、そのサンプルをTeachable Machineを使用してコンピュータに学習させました。その後、Stretch3(AI機能などが利用できるScratch)を使用してじゃんけんゲームを作りました。ゲームをする際、コンピュータが手の形を中々上手く認識してくれず、大変な部分もありましたが、もう一度写真を撮り直し、沢山のサンプルを学習させることによって、AIはより正確に認識していくことを学ぶことができました。

AIレジでもTeachable Machineを使用し、角度や大きさを変えながら3種類のお菓子のパッケージ写真を数十枚撮ってコンピュータに学習させ、Stretch3でAIレジのプログラムを作成しました。バーコードを読み取らせる本物のレジと違い、商品自体を認識させるレジではありましたが、間違って認識した商品の情報を取り消したり、音声合成機能を使って合計金額を読み上げさせたりと本物のレジさながらの機能がありました。参加者のみなさんも、お菓子をレジに通しながら楽しんでいました。AIじゃんけん同様、コンピュータに学習させる写真を増やすことで、お菓子が認識されやすくなるということを学んでいただくことができました。

おしゃべり翻訳機では、今話題のChatGPTも使って音声認識・音声合成・機械翻訳・生成AIについて学びました。はじめに音声認識翻訳機を作り、文字を打たなくてもハンズフリーで自分の話した言葉を外国語に変換するようにしました。その後ChatGPTの自動で返答してくれる機能を組み込み、AIと英会話ができるようにしました。自分達で作った音声認識・音声合成機能付き翻訳機で、AIと音声で会話できるというのがとても新鮮で面白かったです。

今や何気なく使っているAI機能ですが、実際どういう仕組みで動いているのかを、子ども達に楽しみながら学んで頂けたのではないかと思います。また、このワークショップを通じて私たち自身もAIについてより詳しく知ることができました。改めてAIの進歩を感じるとともに、逆にAIにはまだ不自然な点や上手く認識できないこともあるという事がわかりました。

ご参加頂いた方々、ありがとうございました。