「グローバル・インターンシップ(ソウル)」参加者から提出された報告書

2024年8月25日から9月8日に実施した「グローバル・インターンシップ」(ソウル)に参加した4年生の日野由梨さんからの報告書を共有します。

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私は8月25日から約2週間、韓国ソウルの旅行会社でインターンシップを経験してきました。主なスケジュールは、午前9時30分から午後6時まで働き、土日は全て自由時間です。お昼休憩は午後12時から約1時間で会社周辺の食堂やカフェで食事をしたり、買ったものを会社内で自由に食べることもできます。退勤後は、私が韓国に留学した際に仲良くなった友人や社員の方と一緒にご飯を食べに行きました。海外で仕事を体験することや、毎日決まった時間に出勤退勤をすることは、精神面だけでなく体力面でもとても大変だと感じましたが、社員の方々の暖かいお出迎えであったり、退勤後や休日にもこまめにしてくださる連絡のおかげで、頑張ろうと思えましたし、インターンシップに参加して良かったと感じることができました。そんな2週間を過ごしたことで、私が特に学んだことは三つあります。

 一つ目は、旅行会社の仕事内容についてです。私のインターンシップ先の会社の主な仕事内容は、インバウンドやアウトバンド共に取引先からツアーの開催やホテル、飛行機のチケット手配の依頼を受け、それに合わせてスケジュールの計画や下見、打ち合わせ、チケットやガイドの手配などです。また韓国以外にも支社があるため、それぞれの支社と連携を取りながら運営しているそうです。私は総合旅程管理主任者の資格を持っていて、その資格習得の際に受けた授業で旅行会社の仕事内容について学習をしたことがあるため、旅行会社の仕事は一つ二つでなく、きりがないほどたくさんあるというのは知っていました。しかしそれでもやはり、実際に働いている方の姿を見ていると、同時期に様々なツアーの対応をしたり、いくつかの契約先と日々連絡を行っていて、思っていたよりも忙しいと感じました。そんな中私が体験させていただいたのは、インバウンドのお客様のお出迎えや日程表作成、観光資料作成、翻訳作業、実際に行われているツアーの見学です。まず、お客様のお出迎えでは早めの待機や、事前にお客様とどこで待ち合わせるのか、何でどこに向かって何をする予定なのかをしっかり話し合い、自分も理解しておかなければならないということを学びました。簡単で当たり前だと考えられるかと思いますが、お客様のケータイの使用不可や当日の飛行機の運行状況を確認しておかなければ、待ち合わせに時間がかかり次の予定にも影響が出てくる場合があるからです。実際に今回私がお出迎えに同行させていただいた際、待機していたゲートとは別のゲートからお客様が出てこられたということが発生しました。なんとか連絡をとりながら会うことはできたのですが、韓国に来るのが初めてのお客様であったら不安な気持ちにさせてしまうかもしれませんし、人数が多い団体の場合はそれだけ多くの方の時間を奪ってしまうかもしれないのです。時間厳守や事前の打ち合わせの大切さをこの経験であらためて感じることができました。次に、日程表作成や観光資料作成では、観光地の正確な情報把握と移動の際の導線、何よりもお客様の需要を考えるのが難しかったです。どんなツアーを計画すれば利用したいと思ってもらえるのか、どんな資料を準備すればその観光地を訪れたいと思ってもらえるのかを自分なりに考えてみたり、友人の意見やSNSを通して知ることに努めました。翻訳作業では、自然で伝わりやすい日本語に変えたり、作成者の方が伝えたいことは何かを考えて取り組みましたが、とても難しく思っていたよりも時間がかかってしまうことを知りました。グローバルに活躍する旅行会社であれば語学力がより求められるため、外国語の勉強だけでなく正しい日本語の勉強も必要だと感じました。また、ツアー見学の際に、ガイドの方が急遽日韓通訳をすることになり、その場で通訳をする姿を見たのですが、お客様にわかりやすいようにだけでなく少しユーモアも加えてお話をしている姿がとてもかっこよく見えましたし、翻訳や通訳業務への興味も沸きました。

 二つ目は、確認の大切さです。これはどんな会社に就職しても重要なことですが、今回旅行会社の仕事内容を知ったことで、旅行会社はツアーやプランのスタートに立つ立場なので、もし何か間違いがあるまま伝達したり手配してしまうと多くの人に影響が出ますし、会社のみならずお客様にまで取り返しのつかない事態に発展することもありうるということを学びました。また時間や場所を事前に下見し確認することで、当日のミス防止にもなりますし、お客様からの質問や何か問題が発生した際にスムーズに対応しやすいということがよくわかりました。

 三つ目は、韓国の方々の心の暖かさです。もちろん、日本にも親切な人はいますが個人の時間を大切にする傾向があるので、仲が良くても食事は別で食べたり、あまり連絡を取り合うことが少ないのですが、韓国の方は心配していたらすぐ連絡をしてくださったり、みんなで一緒に食事をしたり、自然体で仲良くお話する姿が多く見られてとても微笑ましかったです。そして、日本人は困っている人がいても積極的に行動する人が少ないですが、韓国では困っている人がいれば声をかけたり、助けようとする人が多いとも感じました。実際に私も約2週間韓国で生活しながら、会社の方々はもちろん、店員の方にもたくさん助けられてとても感謝の気持ちでいっぱいです。

 このように、約2週間という短い期間でしたがインターンシップを通して旅行会社について学ぶだけでなく、韓国人の暮らしを実際に体験することができました。私は将来、韓国でワーキングホリデーをしたいと考えているので、この経験はとても私にとって勉強になりましたし、職業についての選択の幅や視野が広がる良い機会でした。自分の語学力がまだまだ足りないということも実感しましたし、体調管理の大切さも学ぶことができたので、これから日本でしばらく暮らす中で鍛えていきたいと考えます。

「グローバル・インターンシップ(ゴールドコースト)」参加者から提出された報告書

2024年8月29日~9月7日の日程で「グローバル・インターンシップ」(ゴールドコースト)に参加した3年生の佐藤亜美さんから提出された報告書と写真の一部を共有いたします。

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8/29成田国際空港発 日本語を話せる乗務員が同乗していたので、コミュニケーションで困ることはなかった。機内食はオムレツや照り焼きチキンが提供された。

8/30ブリスベン国際空港着 定刻にブリスベンに到着。車でゴールドコーストまで高速道路を利用して約1時間で到着後にホストファミリーに挨拶。ホストファミリーの意見を参考にして自由行動の2日間の行動計画を練った。その後、ブリスベン空港にボストンバックをレーンから受け取っていないことに気づき、受け取る日時の予約をカンタス航空とホストファミリーに協力してもらい翌日の受け取りで確定した。夜はホストファミリーの息子さんがプロと初めて公式の場で演奏をするジャズ演奏会に同行させていただいた。会場はパブも併設されていたため、お酒を飲みながら音楽を嗜む方が多くいた。オーストラリアがイギリスの元植民地だったことから、イギリス文化もオーストラリア文化の一部であることが食事(フィッシュアンドチップス)から実感できた。

8/31ブリスベン空港に手荷物を受け取るために交通手段はバス、トラム(路面電車)、電車を使用した。その際にICカードであるgo cardをピンクの機械にかざして公共交通機関を利用した。バスは日本と異なり現金で乗車することができないため、go cardを購入する必要があった。そこで現在のオーストラリアでは、車での交通渋滞を解消するために半年の期間限定で電車以外のトラムやバスを一律5セント(50円)で乗車できるキャンペーンを実施していたので格安で乗車することができた。手荷物を受け取った帰りの通過地点であるサウスバンクで花火大会があることをホストファザーから教えてもらっていたため、帰宅前にリバーファイヤーの花火を見にいった。花火が始まる前に軍による戦闘機ショーがあり会場は盛り上がりを見せた。会場にはプールとビーチがあり、水着だけで過ごしている地元の人が多くいた。花火はリサイタルの曲に合わせて三か所で打ちあげられて迫力のある祭りだった。

9/1ゴールドコーストショウのお祭りがあることをホストファミリーから教えてもらったため、会場を見回ってから砂浜のビーチを見るためにサーファーズパラダイスへ行った。気温が30度と春にしては暑い日だったため、海水浴をしている人が多かった。見渡す限り海とビーチが広がっており、込み合うことなく海水浴をすることができた。

9/2(月)~9/6(金)の5日間「ELIXIR」インターンシップ

業務内容はハンドマッサージやドリンクサービス、清掃・洗濯・ごみ捨て、ホットタオルの準備等がある。主にマッサージをする際に英語や日本語でお客様や従業員さんと会話することを通して、おススメの食べ物や流行などの新しい物事を知ることができた。お客様に自分の名前を憶えてもらったり、TIMTAMを貰ったりと日本であまり経験することのない貴重な体験をさせていただいた。従業員は8割が日本人だったため、業務に支障が出ることもなくインターンシップを遂行することができた。同じ時期にワーキングホリデーでELIXIRに来た従業員の方がいたため、一緒になって英語やお店のことを学ぶ機会が何度かあった。ワーキングホリデーについての話やオーストラリアの物価の話をすることもあったため、広い範囲での社会勉強にもなった。インターンシップ最終日には、従業員の方々とサーファーズパラダイスで開かれる夜のマーケットに行き、ストリートミュージックやサッカーの観戦をして盛り上がる現地の人々の雰囲気を十分に堪能することができた。

9/7(土)ゴールドコースト→ブリスベン国際空港→成田国際空港着

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充実したインターンシップとなったようです。

「グローバル・インターンシップ」実施状況報告

グローバル・スタディーズ学科2年選択必修科目「グローバル・インターンシップ」に今年の夏も学生が参加しています。今年は、海外組は、サンディエゴに1名、ゴールドコーストに2名、ソウルに2名、グアム国際空港に2名が出かけました。南三陸観光協会でも2名がインターンシップを行いました。サンディエゴとグアム組は15日に帰国予定です。インターンシップの報告書を順次ブログにアップしていく予定です。どうぞお楽しみに!

6/22オープンキャンパス開催

6月22日(土)、10:00よりオープンキャンパスを開催します。

本学科では、コース紹介・海外研修などの学生による発表と展示、プログラミング体験コーナーがあります。

個別相談コーナーでは何でも相談を受け付けますので気軽にご利用ください。。

10:40からの模擬授業は准教授 熊谷健二による「Society 5.0時代の暮らしと学び~ロボット・AI・メタバース~」です。

どうぞご参加ください。

 

海外でインターンシップを行うグローバル・インターンシップの実施予定

グローバル・スタディーズ学科の2年生の選択科目「グローバル・インターンシップ」(2単位)は、海外でのインターンシップを経験することで単位がもらえる科目です。インターンシップ先は学科で選定して紹介しています。大学からの10万円の補助金の対象科目となっていますので、初めて海外研修に参加する学生は補助金の申請ができます。今年の夏休み期間は、アメリカのサンディエゴでの4週間のインターンシップに1名、オーストラリアのゴールドコーストでの2週間のインターンシップに2名、韓国ソウルでの2週間のインターンシップに2名が参加予定です。さらに現在、日本航空グアム空港所で1週間のインターンシップを経験するプログラムの参加者を募集中です。

春休みグローバル・インターンシップ(ゴールドコースト)参加学生による報告

グローバル・スタディーズ学科 2年 宍戸莉子

 私は、2月2日~11日の間オーストラリアのゴールドコーストでインターンシップをしてきました。ゴールドコーストのラブラドールでホームステイをしながら、サウスポートにある法律弁護士事務所で5日間インターンシップをしました。私は、インターンシップに参加する前から日本と海外の働き方の違いにとても興味を持っていました。そこで留学という形ではなくインターンシップという形で今回参加をすることができてとても貴重な経験をすることができました。

 1日目、2日目はホストファミリーと自由に過ごせる時間だったのでお互いの自己紹介をして、サーファーズ・パラダイスやオライリーフォレストなどの観光名所に連れていってもらいホストファミリーと仲を深めました。また、翌日から始まるインターンシップにけて、バスの乗り方やインターン先の場所の確認をホストファミリーが一緒に手伝ってくれました。ホストファミリーは温かく受け入れてくれるとても優しい方々でした。

 今回お世話になった法律弁護士事務所は主に離婚や家庭内暴力、遺言財産問題などの家庭法を幅広く対応している事務所でした。私は、8時半から17時まで働きました。オフィスでの会話は基本英語で、総務マネージャーの永野・ケリーさんが作業の指示を日本語で説明していただきました。私は、書類をまとめたり運良く実際に裁判所に行って傍聴席で裁判を見ることができました。ケリーさんが作業のはじめに簡単に書類の内容について説明をしてくださったので、英文を読んでどんな内容が書かれているのか理解をしながら作業をすることができました。例えば、公式的な文面の場合は “If you~”ではなく”Should you~”が使われていることを知ることができました

 毎日のランチは、ケリーさんと職場から徒歩5分の海や海が見える公園、ショッピングモールでホストマザーが作ってくれたお弁当を1時間ほど楽しみました。インターン最終日は職場の方がオーストラリアフードと白ワインをご馳走してくれました。最終日は金曜日だったので「ハッピーフライデー!」と挨拶を交わしたり、午後は20分ほどデザートを食べながらおしゃべりをする時間があり、息抜きができる楽しい時間でした。

 オーストラリアはほとんどのお店が16時半くらいにしまってしまうので、インターンシップ後にショッピングを楽しむ時間はなかなか取れませんでしたが、木曜日だけは20時までお店が開いているのでそこでショッピングを楽しみました。

 オーストラリアでは多人種、多文化なため常に異文化や様々な考えに触れることができたと感じています。また、いろいろななまりの英語に実際に触れることができました。アクセントが独特で聞き取りにくい時もありましたが、コミュニケーションを重ね乗り越えることができました。ブリティッシュイングリッシュにも興味を持ったので学びを深めていきたいと思います。オーストラリアは日本と比べて自然を身近に感じることができとてもリラックスして過ごすことができました。日本で当たり前に感じいていたことがオーストラリアに行ってみたら全くそうではなかったり、その逆もあったりで世界の広さを実感しました。さらに多くの文化や人々に出会ってみたい、もっと世界をみてみたいと強く思うきっかけとなりました。この経験を糧に、これからの学びに活かして飛躍していこうと思います。

「グローバル・インターンシップ」報告

グローバル・スタディーズ学科の新規科目「グローバル・インターンシップ」(2単位)の夏のプログラムの全日程を無事終了いたしました。

夏のプログラムの場所と期間、参加人数は以下のとおりです。

(海外)サンディエゴ              2023年8月19日(土)~9月3日(日)    16日間 1名参加

(海外)ゴールドコースト       2023年8月25日(金)~9月2日(土)   9日間 8名参加

(国内)南三陸           2023年8月22日(火)~8月29日(火)  8日間 3名参加

プログラム終了後、参加者12名にGoogleフォームにてアンケートを実施しました。記述部分を除いた結果は以下のとおりです。

2023グローバル・インターンシップ アンケート抜粋

インターンシップを終えた感想については、「期待以上だった」11名(91.7%)、「期待通りだった」1名(8.3%)でした。また、後輩にこのプログラムを勧めるかどうかについては、全員が「ぜひ参加するように勧めたい」と回答しています。

1年生の皆さん、また、これから入学を検討している皆さん、この、海外企業でのインターンシップ、あるいは国内でのインバウンドに関するインターンシップという貴重な経験をして2単位がもらえるプログラムへの参加をお待ちしています。グローバル・スタディーズ学科の2年生以上が参加できます。海外実施のインターンシップについては、初回参加10万円までの補助金対象のプログラムとなっています。

  

 

 

 

 

 

8/6オープンキャンパスを開催しました

8/6(日)、オープンキャンパスを開催しました。

皆様、暑い中お越しくださいましてありがとうございました。

次回のオープンキャンパスは9/3(日)です。

オープニング(10:00~10:30)の後の

学科企画(10:30~14:00)ではコース紹介、留学、海外研修、ビジネス実務実習、日本語教員養成課程などの展示をします。

どうぞ遊びに来てください。

模擬授業は、本学科教授(学部長)大本泉先生の「中世ヨーロッパの人々の暮らしについて」です。