本学科の日本語教育実習生6名が、11月4日から11月9日まで大韓民国釜山市にある釜慶大学(日本語日文学部)において実習を行っています。
写真は2日目の会話の授業の様子です。
社会教育士の資格取得を目指して学んでいる本学科の3年生2名が、9月から10月にかけて仙台市市民活動サポートセンターでの研修に参加しました。研修の一環として各自が関心を持った市民活動の現場を取材する機会を与えていただくなど多くの貴重な経験をすることができましたが、学生たちがまとめた取材記事を同センターのブログに掲載していただきました。下記のサイトをご覧ください。
仙台市市民活動サポートセンターのみなさまにはご多忙のところ長期間大変お世話になり、本当にありがとうございました。
2024年8月25日から9月8日に実施した「グローバル・インターンシップ」(ソウル)に参加した4年生の日野由梨さんからの報告書を共有します。
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私は8月25日から約2週間、韓国ソウルの旅行会社でインターンシップを経験してきました。主なスケジュールは、午前9時30分から午後6時まで働き、土日は全て自由時間です。お昼休憩は午後12時から約1時間で会社周辺の食堂やカフェで食事をしたり、買ったものを会社内で自由に食べることもできます。退勤後は、私が韓国に留学した際に仲良くなった友人や社員の方と一緒にご飯を食べに行きました。海外で仕事を体験することや、毎日決まった時間に出勤退勤をすることは、精神面だけでなく体力面でもとても大変だと感じましたが、社員の方々の暖かいお出迎えであったり、退勤後や休日にもこまめにしてくださる連絡のおかげで、頑張ろうと思えましたし、インターンシップに参加して良かったと感じることができました。そんな2週間を過ごしたことで、私が特に学んだことは三つあります。
一つ目は、旅行会社の仕事内容についてです。私のインターンシップ先の会社の主な仕事内容は、インバウンドやアウトバンド共に取引先からツアーの開催やホテル、飛行機のチケット手配の依頼を受け、それに合わせてスケジュールの計画や下見、打ち合わせ、チケットやガイドの手配などです。また韓国以外にも支社があるため、それぞれの支社と連携を取りながら運営しているそうです。私は総合旅程管理主任者の資格を持っていて、その資格習得の際に受けた授業で旅行会社の仕事内容について学習をしたことがあるため、旅行会社の仕事は一つ二つでなく、きりがないほどたくさんあるというのは知っていました。しかしそれでもやはり、実際に働いている方の姿を見ていると、同時期に様々なツアーの対応をしたり、いくつかの契約先と日々連絡を行っていて、思っていたよりも忙しいと感じました。そんな中私が体験させていただいたのは、インバウンドのお客様のお出迎えや日程表作成、観光資料作成、翻訳作業、実際に行われているツアーの見学です。まず、お客様のお出迎えでは早めの待機や、事前にお客様とどこで待ち合わせるのか、何でどこに向かって何をする予定なのかをしっかり話し合い、自分も理解しておかなければならないということを学びました。簡単で当たり前だと考えられるかと思いますが、お客様のケータイの使用不可や当日の飛行機の運行状況を確認しておかなければ、待ち合わせに時間がかかり次の予定にも影響が出てくる場合があるからです。実際に今回私がお出迎えに同行させていただいた際、待機していたゲートとは別のゲートからお客様が出てこられたということが発生しました。なんとか連絡をとりながら会うことはできたのですが、韓国に来るのが初めてのお客様であったら不安な気持ちにさせてしまうかもしれませんし、人数が多い団体の場合はそれだけ多くの方の時間を奪ってしまうかもしれないのです。時間厳守や事前の打ち合わせの大切さをこの経験であらためて感じることができました。次に、日程表作成や観光資料作成では、観光地の正確な情報把握と移動の際の導線、何よりもお客様の需要を考えるのが難しかったです。どんなツアーを計画すれば利用したいと思ってもらえるのか、どんな資料を準備すればその観光地を訪れたいと思ってもらえるのかを自分なりに考えてみたり、友人の意見やSNSを通して知ることに努めました。翻訳作業では、自然で伝わりやすい日本語に変えたり、作成者の方が伝えたいことは何かを考えて取り組みましたが、とても難しく思っていたよりも時間がかかってしまうことを知りました。グローバルに活躍する旅行会社であれば語学力がより求められるため、外国語の勉強だけでなく正しい日本語の勉強も必要だと感じました。また、ツアー見学の際に、ガイドの方が急遽日韓通訳をすることになり、その場で通訳をする姿を見たのですが、お客様にわかりやすいようにだけでなく少しユーモアも加えてお話をしている姿がとてもかっこよく見えましたし、翻訳や通訳業務への興味も沸きました。
二つ目は、確認の大切さです。これはどんな会社に就職しても重要なことですが、今回旅行会社の仕事内容を知ったことで、旅行会社はツアーやプランのスタートに立つ立場なので、もし何か間違いがあるまま伝達したり手配してしまうと多くの人に影響が出ますし、会社のみならずお客様にまで取り返しのつかない事態に発展することもありうるということを学びました。また時間や場所を事前に下見し確認することで、当日のミス防止にもなりますし、お客様からの質問や何か問題が発生した際にスムーズに対応しやすいということがよくわかりました。
三つ目は、韓国の方々の心の暖かさです。もちろん、日本にも親切な人はいますが個人の時間を大切にする傾向があるので、仲が良くても食事は別で食べたり、あまり連絡を取り合うことが少ないのですが、韓国の方は心配していたらすぐ連絡をしてくださったり、みんなで一緒に食事をしたり、自然体で仲良くお話する姿が多く見られてとても微笑ましかったです。そして、日本人は困っている人がいても積極的に行動する人が少ないですが、韓国では困っている人がいれば声をかけたり、助けようとする人が多いとも感じました。実際に私も約2週間韓国で生活しながら、会社の方々はもちろん、店員の方にもたくさん助けられてとても感謝の気持ちでいっぱいです。
このように、約2週間という短い期間でしたがインターンシップを通して旅行会社について学ぶだけでなく、韓国人の暮らしを実際に体験することができました。私は将来、韓国でワーキングホリデーをしたいと考えているので、この経験はとても私にとって勉強になりましたし、職業についての選択の幅や視野が広がる良い機会でした。自分の語学力がまだまだ足りないということも実感しましたし、体調管理の大切さも学ぶことができたので、これから日本でしばらく暮らす中で鍛えていきたいと考えます。
2024年8月29日~9月7日の日程で「グローバル・インターンシップ」(ゴールドコースト)に参加した3年生の佐藤亜美さんから提出された報告書と写真の一部を共有いたします。
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8/29成田国際空港発 日本語を話せる乗務員が同乗していたので、コミュニケーションで困ることはなかった。機内食はオムレツや照り焼きチキンが提供された。
8/30ブリスベン国際空港着 定刻にブリスベンに到着。車でゴールドコーストまで高速道路を利用して約1時間で到着後にホストファミリーに挨拶。ホストファミリーの意見を参考にして自由行動の2日間の行動計画を練った。その後、ブリスベン空港にボストンバックをレーンから受け取っていないことに気づき、受け取る日時の予約をカンタス航空とホストファミリーに協力してもらい翌日の受け取りで確定した。夜はホストファミリーの息子さんがプロと初めて公式の場で演奏をするジャズ演奏会に同行させていただいた。会場はパブも併設されていたため、お酒を飲みながら音楽を嗜む方が多くいた。オーストラリアがイギリスの元植民地だったことから、イギリス文化もオーストラリア文化の一部であることが食事(フィッシュアンドチップス)から実感できた。
8/31ブリスベン空港に手荷物を受け取るために交通手段はバス、トラム(路面電車)、電車を使用した。その際にICカードであるgo cardをピンクの機械にかざして公共交通機関を利用した。バスは日本と異なり現金で乗車することができないため、go cardを購入する必要があった。そこで現在のオーストラリアでは、車での交通渋滞を解消するために半年の期間限定で電車以外のトラムやバスを一律5セント(50円)で乗車できるキャンペーンを実施していたので格安で乗車することができた。手荷物を受け取った帰りの通過地点であるサウスバンクで花火大会があることをホストファザーから教えてもらっていたため、帰宅前にリバーファイヤーの花火を見にいった。花火が始まる前に軍による戦闘機ショーがあり会場は盛り上がりを見せた。会場にはプールとビーチがあり、水着だけで過ごしている地元の人が多くいた。花火はリサイタルの曲に合わせて三か所で打ちあげられて迫力のある祭りだった。
9/1ゴールドコーストショウのお祭りがあることをホストファミリーから教えてもらったため、会場を見回ってから砂浜のビーチを見るためにサーファーズパラダイスへ行った。気温が30度と春にしては暑い日だったため、海水浴をしている人が多かった。見渡す限り海とビーチが広がっており、込み合うことなく海水浴をすることができた。
9/2(月)~9/6(金)の5日間「ELIXIR」インターンシップ
業務内容はハンドマッサージやドリンクサービス、清掃・洗濯・ごみ捨て、ホットタオルの準備等がある。主にマッサージをする際に英語や日本語でお客様や従業員さんと会話することを通して、おススメの食べ物や流行などの新しい物事を知ることができた。お客様に自分の名前を憶えてもらったり、TIMTAMを貰ったりと日本であまり経験することのない貴重な体験をさせていただいた。従業員は8割が日本人だったため、業務に支障が出ることもなくインターンシップを遂行することができた。同じ時期にワーキングホリデーでELIXIRに来た従業員の方がいたため、一緒になって英語やお店のことを学ぶ機会が何度かあった。ワーキングホリデーについての話やオーストラリアの物価の話をすることもあったため、広い範囲での社会勉強にもなった。インターンシップ最終日には、従業員の方々とサーファーズパラダイスで開かれる夜のマーケットに行き、ストリートミュージックやサッカーの観戦をして盛り上がる現地の人々の雰囲気を十分に堪能することができた。
9/7(土)ゴールドコースト→ブリスベン国際空港→成田国際空港着
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充実したインターンシップとなったようです。
グローバル・スタディーズ学科2年選択必修科目「グローバル・インターンシップ」に今年の夏も学生が参加しています。今年は、海外組は、サンディエゴに1名、ゴールドコーストに2名、ソウルに2名、グアム国際空港に2名が出かけました。南三陸観光協会でも2名がインターンシップを行いました。サンディエゴとグアム組は15日に帰国予定です。インターンシップの報告書を順次ブログにアップしていく予定です。どうぞお楽しみに!
8月27日(火)と28日(水)の2日日間、グローバル・スタディーズ学科の3年生6名が金融業界の「会社研究」に参加しました。この「会社研究」は、SMBCコンシューマー
ファイナンス株式会社仙台お客様サービスプラザ様が本学学生のために、企画してくださいました。
「金融業界を知ること」「金融知識を身につけること」「働くモチベーションを高めること」を目的に、金融業界でのキャリア、金融教育、ライフプランなど具体的なことを教えていただきました。また、金融リテラシー検定にも挑戦しました。
参加者からは、「自分自身のライフプランを考えたり、お金、保険などについて学んだことは、これからの将来に役立ついい機会になったと思います」「普段、具体的に考えることが無かったため難しかったですが、資料作成、発表まですることができ、今後にも活かせる経験をさせていただきました」などの感想が寄せられました。ご担当の深津遥様はじめ、仙台お客様サービスプラザの皆様には、充実した「会社研究」の場を設けていただき、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。